あゆむん日記 -店の親父と定食と-

だらんだらんした生き物の停滞する日記。もう大概ツイッターにしかいませんけど

その時歴史が動いた?

上野の国立博物館へ、前述の貞宗の脇差しを見に行く。
ええ、あの三ったんが秀吉の形見分けで貰って、
最後に田兵に捕まるまで持ってたあの刀ですよ。
多分、30分ぐらい眺めてた気がします…。病
平常展は人が居なくて見放題ですから…。
しかもあの戦国部屋(って勝手に呼んでる。死)は
2階だからか素通りする人多いし。
なんか、普通の脇差しより短いんですけど、それより、薄いんですよ凄く。
どうみても鞘のがでっかい。それに、刀身に梵字だと思う彫り物が
彫ってあるんですけど、すっごい研いだっぽくて大分薄くなってきてる。
今回は1階の刀部屋に同じく貞宗の短刀があるので、違いが良く分かる。
この脇差し、田兵はそのまま内府に献上したんですけど、拵えは地味だったので、
多分、糸とか変えた以外は変えてないんじゃないかと。(拵えは17世紀って表示だったし)
なので、多分、それ以降は誰も使ってはないわけで、なのにこの研がれっぷり。
…相当使ったんですか…三ったん…。逃亡中とか、戦中は仕方ないけど、
これで懐紙切ったりとか、林檎剥いたりとか、枝払ったりとか、してないですよね!?
……してた…してたな…。普通、これだけの名品は仕舞っておくと思うけど、
名品だからこそ使わなくてはという感覚の人だからな…。
ていうか、実用目的で作られた物で、使えない物は名品じゃないって感じか。
これで、いろんな事してたな…そりゃあ、正宗の短刀を娘婿にくれてやるよな。
これがあったら、短刀は要らないもの。人斬らないから、長刀も特に必要ないし。
そんな、殿のご性格が偲ばれる一品でした。
…持って帰りたかった……重要文化財っていくら積めば買えますかね…。←オイ
 あと、鎧で、兜が乱髪、胴が赤鋼で付け乳首としか思えないものが付いてるのがありました。笑
しかも、背中には○に心の一字が! いや〜かぶいてるなあ。爆笑
戦国時代の物で、多分関ヶ原あたりだと思いますが、誰のだったんでしょうね?
そこそこ、背の高そうな人でしたけど。気になるなあ。笑
 そう言えば蒲生さんの書状があったんですが、日付以外読めませんでした…。バカ
2月からは、まーちゃんの書状が展示されますので、伊達好きな方は
見に行ったら良いんじゃないでしょうか。どの書状かは分かりませんけど、
あの、計画性のない書き方が良く現れた書状だったら、凄くお楽しめるかと思います。
(巨大な字で書き始めて、最後小さくなってって、今度行間で、最後、凄い量の追伸だから。笑)


 次は日本橋高島屋で開催中の大近江展へ。勿論、ひこにゃんに会いに!笑
バンメンにはろくな物をあげないくせに、着ぐるみには差し入れを持って行く俺達…。
可愛かったよ、ひこにゃん。良い毛並みだったよ。大騒ぎだったよ、俺達…。
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で、絵本とピンバッヂとストラップを買ってきました。
大近江展もお茶と羊羹を買って、結構お楽しみましたv
このピンバッヂ、付けると頭の角が重いので、前のめりになるんだけどね。笑


 メシを食いながら、またどーしようもない話を延々としてる内に、
「そういえば、もし吉継が病気じゃ無かったらどうなったろう?」という話に。
「ん〜。三ったんと清正則がそんなに仲悪くならないと思うから、豊家分裂は無いよな。
(吉継は人望があって、二人も吉継には懐いてた。で、三ったんの親友なので、
仲は彼が取り持っていた。クッションの吉継が半ば引退状態になって仲がこじれ出す)
だとすると、関ヶ原無くね? で、そーすると、徳川幕府無いよな」
「おおう! その時歴史は動いた!!」
「その前は…う〜ん(吉継が一線から退くのは慶長の役あたりからなので)、
そーすっと、向こうに吉継置いて、こっちで三ったんが(補給の)指示を取ってれば、
上手く回るから……もしかしたら、朝鮮に日本の領土あったかもしれん…」
「でも、武功たてたがってたから、吉継帰ってこないかもしれない。
連れ戻しに来た三ったんと、港で『金無いって言ってるだろ!』『でも勝ってる!』
って、ケンカになる。兵站奉行が殴り合いのケンカ。腹割って話せて良いかもね」笑
「そんなに国内やばいんなら帰ろうかって、清正も言う事聴くかもな。
でも、その後、秀頼様で回るかな? (育って来ちゃったら)どう見ても、秀吉の子じゃねーし。
みんなで治められてもトップに担ぐのが居ないと…」
「どっちにしろ、おねね様が黙って無いと思うから、秀頼と淀は降ろされるだろ」
「でも、もう居なく無い? もう秀次様居ないし、金吾ちゃんは論外だろ」
「…宇喜多さんが居るじゃん! あいつもう、殆ど養子だろ? 若いし」
「そっか! あの人マトモだし! …急に皆から『上様』って呼ばれて気持ち悪いだろうな」笑
「じゃあ、その間に内府死ぬから、次、秀忠だし、結城さんも居るから徳川バラせるな」
「結城さんは三ったんとかと仲良いしな。結構、安定するなあ」
「そーすると海外に目が向くな。近江商人だし。貿易好きそう」
「鎖国無くて、キリシタン弾圧無いと凄く変わるなあ、日本。凄い自由な国になるな」
「でも、徳川ぐらい保守的にやらなきゃあんなに続かない」
「うん、ムリでしょう。どのみち中央が優秀でないと、この状態じゃ回らなくなる。
すぐ小国乱立みたくなると思う。中国的な状態? 三国時代とか出来る」笑
「北海道はアイヌの国のままだろうし、沖縄も琉球国のまま。東北は独立国になってるかも」笑
「中国(地方)は毛利の国。四国は長宗我部の国だね。東北は放っておいても平気な人達ばっかだし」
「南部、伊達、上杉で、東北内で毎年微妙に地図を書き替えてる。笑
どんなにモメても、冬になれば落ち着くし。牽制しあって、あの辺で揉めてる内に
冬になるから天下を狙うのは厳しい。…でも、兼続は独立するかな?」
「つか、アイツ、なんか『そっち落ち着いたなら手伝って』とか言われて中央に呼ばれそう。
会津に置いておいたら、火種になりそうだし。景勝様は別に兼続居なくても平気でしょ」
「アイツ、家中で嫌われてるし、結構イケイケだし。伊達さんと仲が悪すぎる。
そうすると、甲斐の旧武田領は真田か。徳川の牽制にもなるし、
伊達とも徳川とも縁戚関係(冬の陣以降の話だが、ゆっきーは小十郎Jrに惚れ込んで
娘を嫁がすので、気質的に似てるので、多分仲良くなれる)で、上杉とも連絡付く。
重しには真田を置いておけば丁度良いでしょう」
「じゃあ、国内はもう本当に心配ないから、すっごく外に目が向くな。
…三ったん、今度は沿海測量とかやり始めそうだよね…。制海権取れれば安心だし」
「やりそう! 急に海好きになる。凄い海上交通とか発達するし、外交が上手くなる」笑
「もう、今の日本からは考えられない日本になるな」笑
 というわけで、もしも〜話は、関ヶ原で西が勝ったら?とかよりも、
吉継が健在だったら?の方が、がらりと変わるようでございます。笑
(どーせ、関ヶ原で西が勝っても三ったんは暗殺されちゃったと思うので、徳川の世になるよ)
そんな感じの電波な戦国話で夜は更けていくのでした。キモ