あゆむん日記 -店の親父と定食と-

だらんだらんした生き物の停滞する日記。もう大概ツイッターにしかいませんけど

上田からこんばんわ

 池袋から高速バスに乗って上田に来ました。
値段は新幹線の3分の二、時間は倍です。笑
意外と渋滞してなくて、時間通りでした。


 予想はしていたけど、
なんか右を向いても左を向いても、
ゆっきーと六連銭だらけです。
お兄ちゃんの陰が薄過ぎます…。
仙石松平より薄い…。
誰のおかげで九度山で飯が食えたと…。
…良いよ今度松代行くから!
 とりあえず、城に向かう途中に、藩主の家があったので行ってみる。
堀、門の中に、普通に高校。笑。表札に高校名。笑
すげえ! 高校が城だよ! いいな〜。うらまやしい〜。
ここの高校生、他の学校のやつと話合わないだろうな〜。笑
初代藩主が建てた…あ、お兄ちゃんだ! さいつ殿のお宅!咲
(信之兄は基本は沼田城に住んでたので、ここは上田に来た時泊まる所)
…入りたい…入りたい…通いたい…。無理
 眺め倒して、お城へ向かう。残っているのは二の丸のお堀。
本来は商工会議所あたりまで三の丸内。
建物は再建されたものですが、なんか一部は明治期に払い下げられて遊郭になってたらしい…
それをまた買い戻して移築……上田の衆は細かい事は気にしないのですね…。さすが。
その建物は今は残ってないですけど。
 門のところの石垣には真田石という大きな岩がハマっています。
お兄ちゃんが松代(旧海津城長野市)に移る時に、記念に引っこ抜いて持って行こうとしたらしい。可愛い!
人死にが出ても持って行くとかしない辺りが、お兄ちゃんらしくて良いっすね。笑
 あとは抜け穴でおなじみの井戸とかありますが、…普通、合戦の後埋めないか? 見つかったらまずいだろう。
つか、松平さんが相変わらずの、破壊再築したはずなんだけど…基本井戸だから、良いんだろうか。謎
 それにしても、本丸には、謎の石碑がたくさんあります。
上田には俺らの知らない偉人さんが沢山いらっしゃるわけですな。
その中でも、イケっぷりを炸裂してたのが山極先生! 医学者ですが、その俳句のセンスがたまりませんv
博物館に書いてた小説とかも展示されてましたが、中身が物凄く気になります…読みたい…。
真田関係では、書状がちょっとあったくらいで、あんまし。つか、もう兄にしか興味がないので。笑
父からの「お金が無いので送って下さい」って手紙はありましたけど。笑
「20両受け取りました。ありがと。…つか40っつったよな?! 残り半分も早く送れや」
「父上はお加減が悪い様なので代筆します。ほら、蟄居生活は不便だしね〜」
みたいな、すさまじいタカリの技。闇金並みです。スバラシイ真田の技。←褒めてますよ
娘はゆっきーに嫁げば食いっぱぐれる事は無いという刑部の判断も頷けます。笑
 その後は、小松姫(無双だと稲姫)のお墓参りに。
せっかくお城の近くに埋めたのに、移封になっちゃって、お兄ちゃん気の毒。
と思いきや、ああ、やっぱり、松代にも作ってる。笑
にしても、この寺、不思議空間でした。なんだろう流行ってるの?石碑とか石像とか。
 ここで、今ひとつな天気が急に悪化。雨風がすげえ。何? また刑部?
なんで、そんなに怒ってるの〜?
 別に十勇士にさほど興味が無いので池波のところには行かず。
(歴史的資料にしか興味がありません)
時間も余ってるので、雨宿りがてら国道沿いのガストへ。
そのまま延々と夕飯を食って本日の宿へ。
部屋のサイズの割に風呂が大きかった。意外に快適。


 にしても、思ったんですけど、影が薄く真面目一徹のイメージのあるお兄ちゃんですけど、
一番表裏比興の者だったのって、この人なんじゃないかと。
関ヶ原で東に付いておきながら、軍資金とでも言う様な仕送りを九度山に送ってる。
でも、大阪の陣の後はお咎め無し。松代に移されてますが、石高は増えてますから出世とも言える。
しかも、大阪の軍資金って相当だったと思うんですけど、お兄ちゃんは松代に行く時
20万両も持ってたらしい…なんでそんなにお金があったの!?
(越後上杉みたいに、領内に金山とか銀山があるなら分かるけど、無いし…)
沼田城も兄が改築してるから、いくら、上田城にほぼ手を付けてないとはいえ、
そんなにお金があるもんなのかね…。すげえ不思議。
 三ったんとも仲が良かったのは、現存してる私信の数々が証明してますけど、
でも関ヶ原では、嫁が本多だから東に付いた。…わざとかなと。
上田攻めで一番大切なのは時間を稼いで、秀忠を関ヶ原に到着させない事。
時間稼ぎなら、東に誰かがもぐり込んでた方が都合がいい。
そう思うと思うんだよ。
大阪の陣でも情報流せるし、実際、兄は上田を安堵されながら、
城には住んでないし、手も付けずに、わざわざ城外に館を作っている。
ゆっきーが勝って帰って来ても良い様にしていたとしか思え無い。
と、思うんだけど、それでも内府に一切疑われていないのが凄い。
どんだけ企んでんだよと思う訳で。一番怖がられてたのは兄なんじゃないかなと思います。
本当に何考えてるのか分からないけど、そう見えない。
そういえば、正信の次男が直江の養子になってますが、
これも、真田繋がりなんじゃないかなと思うんですよね…。
う〜ん…何か、知れば知るほど兄は分からなくなる…。不思議…。