老女と若い男以外興味がねえな
チェチェンへ アレクサンドラの旅を見た。
意外と映画館に人がいっぱい居た。
まあ、フランス映画的な起承転結のないソクーロフ作品ですし、
反戦映画的な宣伝だったけど、それでもミリオタ以外つまらんだろうと思ったのに。
実際にチェチェンの駐屯地でロケを敢行。兵士のエキストラは本物。
駐屯地にお婆ちゃんという不思議な光景。
孫に会いに来たと言う設定なのだが、この孫と祖母が度々、全力でイチャつくw
戦車戦車!!と思って観に行った割には、それ以外の要素の方が多い。
殆ど装甲車しか写らない。戦車もあるけど、動かされない。
あとは装甲列車ぐらいか。
装甲車の中は写る。結構広いなと思ったんだけど、それは日本の兵器を見慣れたせいかもしれないw
それでも、まあ、戦争に膿んだ感じは存分に出たか。
つか、検閲入ったのか、監督の特性なのか(多分後者)戦争に膿んでどうこうな粗暴な画面とかは全く描かれない。
静かなお客さん戦争といった所か。
年端も行かない若者が銃を持つってのを強調したかったのか、
やたらとAK47を整備してるシーンが長いが、個人的にはやりすぎだと思う。
飽きた。つか、カラシニコフなんて見飽きた。俺は大きい機械が好きなんだ!死
まあ、多分、描きたかったのは「若者」。
わがままなお婆ちゃんに若者が振り回されてるとこを描きたかったんだろうなあ、としか思えない感じではあったw
勿論反戦云々言う、お決まりの「女は戦争をしないのに」みたいな話も出るが、
きちんとそういうメッセージを伝えたいのなら、天然色で作るべきだったんじゃないかなと思う。
まあ、良いんですけどね、監督らしくて。
つか、世界が女だけだったら戦争をしないというのは、完全に幻想だと思うんだけど。
ロシアってエカテリーナとか居たのにね。
ああいう考え方って、お国柄ってわけでもないんだな〜。不思議不思議。