あゆむん日記 -店の親父と定食と-

だらんだらんした生き物の停滞する日記。もう大概ツイッターにしかいませんけど

蚊帳の外

聚楽―太閤の錬金窟(グロッタ) (新潮文庫)

聚楽―太閤の錬金窟(グロッタ) (新潮文庫)


 読み終わりました。
前作よりも読みやすかったかなと思われ。面白いですよ。
ただ、後半は要らなかったかもしれない。若干しつこいかなと。
 そして、これでもかこれでもかと錬金術。ある意味、鋼よりも錬金術。笑
良いんだよ素直にオカルトで。
つかやっぱり賢者の石=辰砂っつーイメージで良いんですね。
東西問わず硫化水銀が呪術的要素をはらみやすいのは赤い塗料となりうるからなんでしょうかね?謎
血のイメージで、かつ、加工しやすいし。飲むと死ぬし。
ていうか、金アマルガムが出来るから或る意味金を生じてるように見えなくもないよな。
(昔の金メッキって↑塗って水銀だけ飛ばしたんだろ?)
 それにしても、全力で蚊帳の外の三ったん。悲
ここまでじゃ無いにしろ、史実でもある程度そんな感があるあの方。
なのに、この三ったんの倍はしんどい生活を送っていたのかと思うと気の毒でたまりません。
三条河原の処刑シーンとか。この作品では秀次不要派ですが、本当は逆だからねぇ。
ちゃんと仕切れていたのか結構疑問です…。卒倒してそう…。
 それにしても美形な秀次様はまだともかく、美人な秀頼様が全く想像できません。死
何か、ナイスもみあげの秀次様より、ヒョロ長秀頼のがイメージ強いんだよね…。