あゆむん日記 -店の親父と定食と-

だらんだらんした生き物の停滞する日記。もう大概ツイッターにしかいませんけど

石田何某

 細川さんちの家史、綿考輯録を探して国会図書館へ。


 意外にも初めて行きましたよ。
一度に3冊しか頼めないので面倒ですね。
ていうか、あの人海戦術で探して〜を見てたら、
中身もデーターベース化した方が効率良いんじゃねえかと思った。
新しく出版される本なんて、どうせ印刷用のデータあるんだし。
 まあ、それは置いといて。


 何で細川かというと、それに、
三ったんが忠興と仲直りをしようとして、柿を持ってったんだけど、
謝るより先に取り敢えず食えみたいな事を言うとかいうエピソードが載ってる
っていうんで見に行ったんですけど、
江戸期に幕府の家の成り立ちを書いて提出しなさい令(どんなだよ。だって正式名称を知らねえんだもん)の時の
下書きみたいに書かれた家史なので、内容があやしい上に三ったんが全力で悪者。
ありとあらゆる悪役代名詞を並べ立てた様な書かれ方。笑
田辺城戦のくだりなんか石田何某で、最早官名なんて知らねえな!みたいな態度。
いやまあ、居城攻めてるからしょうがないんだけど。
そこには三ったん居ませんけどね…。(石田軍の大将は左近の娘婿の小野木さん)


 で、前出のエピソードは2巻に出て来る訳ですが、
これが何時の話かと思えば、関ヶ原前の話。
つまりは干し柿を持って、一緒に内府と戦って下さいといつものようにまくしたてて、
でもって、あんたが勝てるわけねえじゃんと言われたという話。
別に全然仲直りとかそういう話じゃないじゃんか。
ていうか、時期が3月(99年3月の隠居前か)ってあったんだけど、
よく考えたら3月に干し柿あるかって微妙じゃない…?今で言うと4月ですよ…。
熟柿って書いてあるのもあって、それだともう11月以外あり得ないし。
…2回来たのかね…? 半年おきぐらいにやって来るのかね…。それはどうだろう。
何で無理して柿って書いたんだろう…嫌味…?
 それ以前に、忠興と三ったんが仲悪かったって書いてあるけど、
父幽斎は奉行衆とよく一緒に仕事をしてて、
三ったんも良くコンビを組んでるのでそれも微妙な気がする。
というわけで微妙資料です。3巻の大阪の陣のとこで、
ゆっきーのことを幸村って書いてあるので新しさは明らか。
それにしても幽斎さんはいつも土壇場で今まで味方だと思ってた方を捨てるよな…。
足利も明智も奉行衆も…。


 4、5巻あたりからは島原の乱の話が延々と載ってて、この辺はかなり信憑性が高そうです。
知恵伊豆とあの辺が大好きな方には相当な資料価値があるかとは思いますが関ヶ原は微妙。


 あ、まーちゃんの話も載ってました。(こっちは1巻)
関ヶ原戦勝の座興で太鼓演奏が行われて、まーちゃんが「オレも叩く!」と
(勿論こんな言い方じゃないですけど)
で、やってはみたものの、やっぱり上手く出来ずに、隣に居た幽斎に
「それがしは幽斎殿みたいに知恵を操る事が出来ないのに、楽器が操れるわけがなかった」
とか、苦しい言い訳をしつつ全力で持ち上げたという話。
なんか、あんたらしいよ。笑。口がうまいヤツは良いよな〜。


 そういえば、今日の新必殺。まぼには殿様以外の役が似合わない云々より、
武器がどいつもこいつも間抜けすぎるのが一番気になりました。笑
素直に刺したり、吊り上げたりすれば良いだろうに。