あゆむん日記 -店の親父と定食と-

だらんだらんした生き物の停滞する日記。もう大概ツイッターにしかいませんけど

書評?

タッチ

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 というわけで、今更昨年末に読んだ本の話。
もう、手元に無いので記憶を頼りに書いてみよう。死


 言わずと知れたアルジャーノンに花束をの作者が、
1968年に書いて、その後2003年に補筆刊行したのを翻訳したもの。
 内容としては、企業のシンクタンクから漏れた放射性物質
(確かコバルトだったかな?)に、知らずと汚染されてしまう夫妻のお話。
68年の作品だから内容も結構古いし、
初期作品で文章もストーリーとしても何だかななのですが、
ま、内容が内容なので所謂文学価値云々ではないと思うんで。
 で、そう、この内容が68年にアメリカで出版OKだったのが意外だったんだけど、
それより驚くのは、この放射能に対する登場人物の知識の低さ!
日本人だったら、何年前だろうがなんだろうが、
放射能障害が伝染するとは思わないと思うんだが、
思われて迫害されるんですよ、この夫妻が。
放射線物質を持っているのなら兎も角、人から人に伝染するとか
思わないじゃないですか。
それ程放射線帯びてたら、そいつもう絶対死んでるし。
 つまり、日本って、核に対する知識がもの凄く高いのだと言う事に
俺はやっと気が付きました。さすが被爆国。
 きっと、世界的にこんなもんなんですよ。
日本だから原子力発電所で臨界事故が起こっても、大パニックにならないし、
核兵器の威力も大概の人は想像付くんですよ。
やっぱり核廃絶を狙うならメトロポリタン美術館に原爆の図を送りつけて、
常設展示させるくらいの根性が必要なんですよ。
つか、世界一の火力を持ち世界の警察を名乗るなら、
威力は知っておくべきなんですよ。
そんなだから、いつまで経っても他人の国を焼け野原にしてんですよ。
 そーいえば、去年、よーやくNYで広島の企画展をやったらしいですが
広島の原爆資料館って15年くらい前にキレイになったらしいよね。
何か、昔はもっすげ怖かったらしいんですけどね。
卒倒する人とか居たらしいよ。
ま、どっちにしろ、行った事無いんですけど。←オイ
(何か写真集とか大概見た事があるので、
今更見るまでも無い気がするんですよね…。
あーあと、俺は古物が好きだけど怖いんで。笑)
とはいえ、トラウマにならない様な戦争災害関連の資料なんて
見る意味ないと思うのは僕だけですか。…ですよね。←弱
ま、だから、俺、上から焼夷弾とか降ってくる夢見るんだろうけどな。