あゆむん日記 -店の親父と定食と-

だらんだらんした生き物の停滞する日記。もう大概ツイッターにしかいませんけど

上野の国立博物館へ三っちゃんの刀を見に行く。
(写真のがそう。これは撮影可です)
佐和山に隠居する時に秀康にあげたやつね。
↑戦やる気あったんですか?笑
天下の名刀正宗なだけあって、超美しい刃文。
拵えは残って無くて剥き身のままなんですが、
あれを差して歩いて居たのかと思うと
…なんでしょう…凄い萌えです…。キモ
説明が全体的に物凄いゆるく、出自が書いてあるのも珍しいくらい。
(長さとか全然書いてない。俺の記憶が正しければ2尺4寸)
でも、拵えがあるやつとかを見る限り(二階の展示室に景勝のがある)
当時、武士が普段下げてた刀はどうも黒のフル拵えだったようで、
実用一辺倒の幕末より小物がちゃんと付いてたぽい。
裏側は見えないので、ちゃんと小柄(小刀のこと)が付いてたかは分からないのですが
どうも、こうがい(整髪具、所謂かんざし)は付いてたみたい。
……やっべえ、すっげえ萌ゆる…。使ってたんだ。
(頭に差して使うのではなく、耳かきとか、髪をかきあげるのとかに使います)
俺、非実用的になるからこの時代は付いてないと思ってたんだけど、
良く考えたら、普段下げてるのを戦場で使うワケじゃないからむしろ付いてたんだな。
逆に、普段は付いてる方が便利だろうし。
常設展側とはいえ、展示品は変わるのですが、9月半ばくらいまでは展示されて居るので
(サイトでチェック出来ます)、三成ヲタは見に行けば良いと思います。
この本館13号室、虎撤とかもあるので、幕末ヲタ的にも堪らないと思います。
自分、もう1回行きそう…。笑
 で、三っちゃんはどうも正宗をセットで持っていたっぽく、
短刀は娘婿が貰って、現在三井記念美術館所蔵というのを突き止めたので、日本橋の三井ビルへ。
ホームページのコレクションのとこに載ってたから展示してるだろうと思いきや
企画展オンリー…。無い…。コレクション図録とかポストカードはあるのに…。
訊いてないけど、多分当分展示されそうにない…。見たいよ〜見たいよ〜。号泣
なんか、有樂の茶器とかは展示されてて、微妙にムカつく…。死
くそう、今展示しないで、いつすんだよ、三井!
そうそう、図録を見ると、刀身に樋が2本入ってるんですが、大刀の裏側にも入ってたんでしょうか?
見えないんだよな〜あの置き方だと。掻き通しも全く入って無くて、肉厚、細い刀でもないので
えらい重そうなんだよね〜。あれじゃ、三っちゃん扱いきれたか怪しいよ。酷
 ちなみに刀で、短刀、大刀とくれば後は脇差し。
どうも、脇差しは吉政が三っちゃんを捕縛した時に貰ったっぽいんですが、
その後どうなったかはさっぱり分かりません…。刀一本伝えられないのかよ…田兵…。怒
(後日判明しましたが、脇差しは正宗ではなくて貞宗。東京国立博物館蔵です。ごめん、田兵)